準備
紹介
qucs(Quite Universal Circuit Simulator) は,電子回路シミュレータです。
Windows, Linux等のOS動作し、多くの言語をサポートしています。
電子回路シュミレータではSpiceが有名ですが、GUIがありません。
GUIをもつフリーな電子回路シュミレータとして、個人的に今後の開発に期待しています。
ダウンロード・インストール
ファイルは、以下の場所にあります。
qucs projectQucs Project
dowloadページより最新バージョン(現在0.0.12)をダウンロードしてください。
なお、Windows用にインストーラを含むパッケージがあるので、それをダウンロードしたほうが
インストールが簡単です。
ダウンロード後にファイルを実行して、インストールを行ってください。
日本語化
qucsは、標準で日本語メニューをもっていますが、インストール直後は、英語です。
設定は、下記の手順で行います。
1.「File」メニューから「Application Settings ...」をクリック → ダイアログが表示されます。 2.ダイアログにて,[Font]を日本語表示できるフォント(MS UI Gothic)に変更します。また,[Langage]をJapaneseに変更します。 上図参照。 3.この後qucsを再起動すれば、メニューが日本語化されます。簡単なシミュレーションをしてみる
CR回路を描く
簡単なCR回路をシュミレーションしてみます。
以下の回路を書きました。
回路図 ダウンロード(testcr.sch)シミュレーションをする
[F2]を押すか、メニューの[シミュレーション]→[シミュレーション]をクリックすれば、 シミュレーションが行われます。
シミュレーション結果は、図表部品を配置することで見ることができます。
グラフや表がありますので、みたい内容に合わせて配置してください。
CR回路の過渡現象が確認することができました。